木津川の木育キャラバンで糸鋸寿司と電動糸ノコショー

2024年2月10日、11日に京都府木津川市の木育キャラバンで糸鋸寿司と電動糸ノコショーを行いました。

木育キャラバンとは東京おもちゃ美術館が行う出前木のおもちゃ館のようなものです。様々な種類のたくさんの木のおもちゃが会場に並べられ、子供達に遊んでもらい木の温もりに触れてもらうイベントです。今回は奈良福祉会さんの企画で行われ、木津川市の体育館で園児やたくさんの子供たちやご家族が遊びに来られました。

僕はその木育キャラバンの別枠とはなりますが、木育キャラバンの会場の中で同じ木を伝える仲間として呼んでいただいております。

1日100個ほどの糸鋸寿司を作りましたが、二日目は盛り合わせ(パズル3個まで)も制作したので、動物の数で言えば250個くらいは切り抜いたかも。久しぶりに盛り合わせが作れて腕を奮うことができたと、自分でも達成感のようなものがありました。作ったものを渡した時に子供が笑顔になる時にホッといたします。

今回の電動糸ノコショーは糸ノコ魔人バージョン。原始からタイムスリップしてきた男が魔神の仮面を被ると魔人になり、電動糸ノコで木の板から動物を切り抜きまくるというストーリーが背景にはあります。

糸ノコを斜めにして切り抜くのは、世界で自分一人かもしれませんが、これは糸ノコ作業している手の様子を見やすくするために考えた方法です。不安定な体勢で仮面の目の穴から覗くので、通常より困難な糸ノコ作業になります。

人前で電動糸ノコで動物の形などを切るだけではつまらないと思い、寿司屋や糸ノコ魔人といったキャラクターでショー的に行ってきましたが、お客様にどのように伝わっているかは分かりません。ただ、自分は自己表現の部分があり、新しい面白いことを電動糸ノコと木をテーマにやりたいという気持ちの中でこのショーに行きつきました。

木材、建築関係のマーケティングの一つとして始まっただろう「木育」という言葉が、一般の子どもの育みのために木と触れてもらいたいと思う大人たちの気持ちと融合していきました。木のおもちゃ業界が大人の社交場のようでもあり、高齢者と子供たちを繋ぐ憩いの場でもあり、木に触れることで大切なものを取り戻してくれるなら、このような木のおもちゃと遊ぶ取り組みが実りとなるのかもしれません。僕はその中で必要とされるなら糸鋸寿司や電動糸ノコショーを行います。それが僕の仕事であるからです。

「作ってる様子を子供達に見せることは大切なことだ」通りすがりの人形劇団の演者の方のその言葉を思い出し、僕の取り組みが意味があるものだと僕自身を納得させることもあります。僕が木に出会ったことで人生が大きく変わったこと、電動糸ノコに出会ったことで魂が燃え上がったこと、そういう人間の姿を見ることで、何か気づきになるのなら、それも僕の役割の一つかもしれません。


Comments

“木津川の木育キャラバンで糸鋸寿司と電動糸ノコショー” への2件のフィードバック

  1. 佐々木のアバター
    佐々木

    木津川木育キャラバン2日目にうかがいました。 メニューにはなかった糸鋸寿司の盛り合わせ(サンタさんとトナカイ)を快くお作りくださり本当にありがとうございました。とても可愛らしくて温かみがあって感激しました。自宅に帰ってからもこどもと香りを楽しみ、よい思い出を頂けたことに感謝の気持ちでいっぱいです。またぜひいらしてください!

    1. 覚えていますよ、トナカイとサンタ、1枚の木に上手く入れるのは難しかったのですが、良い思い出になっていると言っていただき、ありがとうございます。また、糸鋸寿司を見かけたら声をかけてくださいね( ◠‿◠ )

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