電動糸ノコの可能性を探って
2005年の愛・地球博で糸鋸寿司を編み出してから、電動糸ノコの可能性を追求してきました。
ユタカさんとの出会いのエピソード
35歳の時、電動糸ノコの会社、株式会社ユタカさんから一通の封書が届きました。そこには「テレビチャンピオン木のおもちゃ王選手権」を見たとのことが書いてあり、一緒にいろいろやりたいとのお誘いの言葉。テレビ東京の「テレビチャンピオン木のおもちゃ王選手権」で僕がユタカさんの電動糸ノコYSC500Fを使ってるのを見て、ユタカの専務通称ギンザブロウさんが興味を持ってくれました。そこからユタカさんと協力して一緒に木工機械のイベントでデモンストレーションで参加したり雑誌の取材を受けたりして、2005年の愛・地球博で糸鋸寿司をやることになります。それが自分の木工人生の大きな転機となり、木工を続けてこれた原動力になったのだと思います。ユタカさんには感謝の気持ちでいっぱいです。
糸鋸寿司
お客様のご注文で木の板に動物を切り抜く糸鋸寿司は、様々な場所で活躍しております。
「電動糸ノコで木の板に動物などを切り抜いてる様子を他の何かに例えたら何だろう?『寿司だ!!』そう思って編み出したのが糸鋸寿司なんです」
糸鋸寿司誕生のエピソード
2005年の愛・地球博。最初は普通の格好でお客さんのご注文で即興で動物を切り抜き販売していましたが、何か物足りなさを感じた自分は、寿司に見立てて糸ノコをやったら面白いだろうと考えて、糸鋸寿司を編み出しました。当時、工房に来ていた仲間たちが、糸鋸寿司のプロモーションビデオを作る手伝いをしてくれた理、暖簾や衣装を用意してくれたことで、糸鋸寿司が現実の形になり、愛知万博の二回目の公演時には糸鋸寿司を行い、お客さんが列をなして並んでいただき、自分のアイデアが正しかったと実証できたような気がしました。20年経った今(2025年)でも糸鋸寿司は様々なイベントで活躍しています。
ユタカYSC-500シリーズ
ナルカリ愛用の電動糸ノコは、株式会社ユタカのYSC−500シリーズだ。丈夫で中抜き作業が素早くできるこの糸ノコがあったからこそ、糸鋸寿司や電動糸ノコショーが実現できたのだ。


電動糸ノコショー
音楽に合わせて電動糸ノコで木の板に動物を切り抜く様子をショーにしました。