about The scrollsaw show

電動糸ノコショー

前代未聞

糸鋸寿司というパフォーマンスをやり始めて1年くらいたった頃、これで留まっていてはいけないと、自分の内にある野望のようなものが、電動糸ノコショーを生み出した。仲間に声をかけギターとドラムのバンドを組み、そして歌を歌いながら木の板に動物を切り抜くショーが生まれた。それが糸ノコロックだ!!とあるショッピングセンターのイベントスペースで手探りから始まったのだ。

手応えはあったと思う。下手くそな歌はお愛嬌だけど、誰もみたことがないショーを編み出したことには間違いなかった。声もかかり、数々のイベントにも出演した。ある日、マスクを被った。マスクを被ることでショーはまた違う雰囲気を作り出した。成り上がろうと思った。だけど、そんな簡単なことではなかった。しかし、なんとか仕事につながった。苦悩した日々、大好評となった日もある。今後、どうなるのかは本人もわからないんだ。

初期の糸ノコロック:松本クラフトフェア

このばか野郎!!

時々、叫んでしまう。こんなバカなことをやっていて、誰にも理解されないんじゃないかって。思うようにできない日が多く、何度も辞めようと思うことがあったけど、そう思う度に新たな出演の依頼があったり、勇気付けられる出来事が起きたりしたんだ。そして、今までやってきた。今は、この糸ノコショーに新たなテイストを加えたいという思いがある。人形劇を組み合わせたショー。ナルカリ大サーカスとでも名付けようか。木の人形と糸ノコショーの共演。今は、それを模索しているんだ。いつか、それを皆さんにご覧に入れたい。
 

糸ノコショーが始まったのは、確か、2006年の糸ノコロックンロールバンドから。松本クラフトフェアで披露したのは2007年。そこから形を変えて、糸ノコマシンガンズというグループを結成。最近は、単独での公演か、Mr. Salのドラムやギターとの共演が多い。

糸ノコはロックだ

迷ったら危険な道を選ぶ

自分を勇気付けた本に出会った。岡本太郎さんの「自分の中に毒を持て」と「今日の芸術」だ。この本に出会ってから「もしかしたら失敗して恥ずかしい思いをしてしまうんじゃないか」っていうときに、あえて、その道を選ぶようにしてきた。そして、自分が「やってみたい」という気持ちに従ってきた。

2017木更津子供まつり

境内アート小布施


糸ノコロックを最初にやる時も、怖くて怖気付いてしまっていたけど、それをやり遂げてから、一つの壁をぶち壊したような感じになって、それからは、様々な場所で挑戦できるようになった。ラジオ局に自ら連絡して、FM長野で前代未聞の電動糸ノコのパフォーマンスしたり、テレビに呼ばれりゃ、テレビで披露したり、無茶苦茶な糸ノコパフォーマンスをメディアに晒してもきた。
 
一つ言えることは「電動糸ノコショー」やっていなければ、ずっと「やりたかった」という思いを抱えたまま、その人生を生きていたんだってことは間違いなかっただろう。木工家の道を選んだ時も勇気がいったけど、糸ノコロックを人前でやる時にも勇気が必要だった。やらなければ答えはなかった。やってみて見える世界がある。だから、道に迷っている君がいたら、「怖いけど本当は行ってみたい道」を選んで欲しい。

いまだに未完成。

正直、電動糸ノコショーは完成したことがない。未完成だ。ただ、未完成こそが完成だとも言える。だから、いつも俺は迷っているんだ。
 
仕事として成り立たせたかった。そういう意味では、ショーはナルカリ クラフトの売り上げに一役買った。もちろん、テレビに出ているタレントやアーティストのような盛り上がりや知名度があるわけでもない。このショーをバカにしたり批判的な人もいるんだと思う。未熟なショーだ。だけど、俺は、そんな自分を褒めてやりたい。よくやった。ナルカリ !!よくぞ、この芸を編み出したぞと。
 

ショーの最中は、木の板から動物を30秒ほどで切るのだけど、どうしても、短時間で行うので切削面が荒くなったり、形がおかしくなたりということもある。それが今の課題だ。短時間でクオリティの高いものを造ることも目指したい。また、まだこのショーをみたことがない世界の国でチャレンジしたいという思いもある。電動糸ノコショーは伝統という工芸や芸能とまた違う世界なんだ。

フォトレポート

クラフトフェアの会場、ショッピングセンターのイベント、学校の体育館、大道芸。全てば実験で、全てが挑戦だ。世界を舞台に反応を見てみたいとも思うんだ。

境内アート小布施での糸ノコショー

小学校イベント

2017なにわ人形芝居フェスティバル